アタリメ情報19. 初参加の視覚障がい者も会話楽しみ交流・10月のヨガイベント
福島県いわき市の障がい者サポート団体「ATARiME(アタリメ)」(代表は「はなのころ」と同じ)のヨガ交流イベントがこのほど、同市平豊間地区の兎渡路の家で開かれました。視覚障がいを持ってから閉じこもっているという方と親御さんが初参加し、ヨガでリラックスした後、ランチで会話を楽しみ福祉情報をもらって交流しました。
イベントは10月4日に開かれ、今回で7回目。前月に主催したサポーター養成講座の参加者も加わり、10人が参加しました。講師は障がいの方への指導も慣れている地元のヨガインストラクター・藁谷弘子さん(Re.yoga Lotus=リ・ヨガ・ロータス)が担当しました。今回のランチは料理が趣味の井上栞里さんが腕を振るい、サツマイモご飯、けんちん汁、鶏ムネ肉の南蛮漬け、ツルムラサキとナメコのお浸しを提供しました。
ヨガでは参加者はいすに座って深く呼吸を整えます。講師のアドバイスにしたがい、お腹を息を吸いながら膨らませ、吐きながら凹ませるをゆっくりと繰り返します。体を左右交互にねじりながら深く呼吸する動きも。吸う時間1に対して吐く時間を2にして呼吸する方法も体験しました。鼻を左右交互に抑えてゆっくり鼻呼吸する方法も試し、講師から「左の鼻呼吸はリラックス、右の鼻呼吸は活性化の効果がある」という豆知識も教わりました。
ランチ交流では、1年ほど前に視覚障がいを持って閉じこもっているという初参加者もテーブルを囲みました。福島県猪苗代町から毎回このイベントに参加している視覚障がいの方から「この集まりでみんなとお話できるのが楽しみで生きがい。この日はいつも朝早く起きる」と話を聞くと、その初参加者は驚いたような表情を浮かべました。ほかの参加者から視覚障がい者向けのパソコン教室や福祉団体を教わり、交流の輪を広げる情報も収集。イベントが終わって別れ際、参加者一人一人から「また会いましょう」と笑顔で声を掛けられ、握手を交わしていました。イベント後、親御さんから「本人は『楽しかった』と話していた」と電話でお言葉をいただき、喜んでいただけました。
※ヨガ交流イベント事業はいわき市の「まち・未来創造支援事業補助金」の交付を受けて実施しています。
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ご興味ある方はご連絡ください。
日時:2023年11月1日(水)午前10時半〜午後1時ごろ
場所:兎渡路の家(福島県いわき市平豊間兎渡路370-8)
参加費:1500円(ランチ代込み)
予約:要
連絡先:atarime.info@gmail.com