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投稿:2024.01.20

417. はなのころの活動を紹介 代表が講話・こども♡あいネット定例会(福島県いわき市)

福島県いわき市の子育て団体ネットワーク「こども♡あいネット」から講話の依頼を受け、はなのころの代表・西山将弘がこのほど、同市の文化センターで福祉的成果の事例や今後の展望を語りました。障がいメンバーの作品展示が発達障がいの子と母の希望になれた出来事も紹介。活動の支援も訴えました。

講話は「こども♡あいネット」定例会での「子ども子育てトーク」として、1月16日に行われました。子育て支援の関係者ら約20人が聴講。西山は「はなのころの活動紹介」と題して講話しました。団体概要をはじめ、3つのプロジェクトとしてショップギャラリーデザインの3つの活動を紹介。障がいを持っても「好きなこと」で創作意欲を高め将来の可能性を広げた福祉的成果の事例も語りました。

今後の展望として2つの構想を発表。街中に障がい作家の作品を展示する「街中ギャラリー構想」では、作家は生きがいを、展示場所は集客を、市民には街歩きの楽しみを、それぞれ生み出すアイデアで、実現に必要な支援を呼び掛け。二つ目の「アパレルブランド構想」では、服飾デザイナーの協力を得てはなのころメンバーの作品とコラボしたアパレルアイテムを発信する展望も発表しました。

つい先日体験した子育て絡みの事例も紹介。はなのころメンバーの作品を展示している「古滝屋」に西山がいた際、作品を鑑賞した女性に偶然話を聞く機会がありました。無気力で不登校の発達障がいの子どもがいるといい、作品を見て「障がいを持っても何かできるかもしれないと思った」と希望を感じてもらえた声が聞けました。その子は絵が好きなようで、ギャラリーのチラシを渡しました。その日の夜、その女性から連絡があり「(お子さんに)チラシを見せたら『絵画教室に行きたい』と言った」と喜び、障がい者向けの絵画教室を紹介。その後の報告によると、その絵画教室に連絡して実際に見学に行き、翌月から通うことになったといいます。

その女性が来館したきっかけは福祉機関からの紹介。西山は講話で、福祉機関、ギャラリー展示に協力する古滝屋、メンバーの作品の力、ご厚意で制作されたチラシ、絵画教室などが連携したことで、不登校児が一歩外に出るきっかけが生まれ、親御さんの安心につながったと説明。「はなのころの取り組みは同じ境遇の親子の夢や希望になれる」と訴えました。

講話後、聴講者からご支援の相談もありました。展示場所の提供のご提案や活動の話を聞きたいといった相談も受け、また支援の輪が広がりました。この度は講話の機会、誠にありがとうございました。

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