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投稿:2025.03.31

614. 切り絵アーティスト 垂耳が加入|34人目のはなのころ新メンバー

切り絵アーティスト・垂耳が34人目のはなのころメンバーに加入しました。実力を秘めながら創作意欲がわかずにいましたが、昨年末の作品出展できっかけをつかみ、デビューに向けて制作していた新作も完成しました。新作は交流ギャラリースペース「はなのころBASE(ベース)」のオープニングイベント(4月6日)でお披露目されます。

カブトムシ

垂耳は昨年末、メンバー候補生として「はなのころチャリティー作品展」で切り絵作品「カブトムシ」を出展して話題になっていました。1枚の紙を緻密に切り抜いて仕上げる切り絵は、1カ所でも切り方をミスすると失敗作になってしまうため、並外れた根気と集中力が求められる表現。「カブトムシ」は切り込みが難しい細かいカブトムシの爪先までも巧みに表現され、会場で切り絵作家からもその技術と集中力を絶賛されていました。それまで制作意欲もわいていなかったような話も聞いていましたが、同作品展でその作品の買い手も現れ、いいご報告ができました。

カガチ

その後、メンバーになるため作品を仕上げる課題を提案。垂耳の心は創作したいと動き、一切り一切り、数カ月間切り絵と向き合って新作「カガチ」を完成させてデビューに至りました。「カガチ」とは古語でヘビを意味し、ヘビを擬人化させた絵を題材にしています。着物の帯の模様、髪飾り、指先など、精巧に切り抜かれて驚かせます。

 

元々は左右対称の虫の切り紙を作るのが好きだったようで、それを見た美術の先生から切り絵を勧められて始めたといいます。紙を切り抜く過程で少しずつ絵としての完成を実感できるのが好きと語ります。夢は「創作活動を続けていくこと」。

垂耳のプロフィール>>>

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