185. 代表の話5・「憂鬱を感じる8月下旬の子どもたちに『さかなクン』をギョ紹介」の巻
タレントの「さかなクン」が大好きです。カラフルの魚のイラストをあしらった白衣とハコフグ帽の姿で、「ギョギョギョ」としゃべっているユーモアが好き。絶滅したと考えられていた淡水魚「クニマス」を発見し、当時の天皇陛下から「さかなクン」と呼ばれてたたえられた逸話も好き。さらに天皇陛下の前でもハコフグ帽をかぶり、無礼ながらそれでも品位を認めさせる人柄と一貫した意思も好き。誰にどう思われようが魚の「好き」を貫いて、突き抜けている姿が好きなのです。
8月下旬は新学期を迎える児童生徒たちにとって憂鬱な時期。中には閉鎖的で鬱屈とした教室に戻りたくなく、息苦しさを覚える子もいるかもしれません。そんな子に大好きなさかなクンの有名なメッセージをお届けしたいです。メジナは広い海ではみんな仲良く泳ぐのですが、狭い水槽に入れたら1匹を攻撃するそうな。かわいそうでその1匹を別の水槽に移すと、また新たな1匹を攻撃するという。その例を踏まえ、さかなクンは小さな世界でなく、広い海に出ようと呼び掛けています。新聞で掲載された「広い海へ出てみよう」という記事で、インターネットでも検索できます。
通学するのに心身に異常をきたすほどの恐怖を覚えるくらいなら、全力で逃げた方がいいと私は思います。たとえ親や先生に「根性なし」と言われようが、これでは進学できないと怒られようが、とにかく逃げて、相談センターに助けの電話をして逃げ場所を見つけてほしい。世界のすべては教室ではない。世界は腐り切っていますが、それでも世界はもっと広くて必ずあなたを受け入れてくれるはずです。生き生きとできる場所を見つけたら、そこで逃げずにとことん「好き」を貫いて生きがいを感じてほしい。ちなみに学校で成績は良くなかったというさかなクンは大学の名誉博士になりました。すギョいですね。代表の話というのは総じて眠たくなるものですが、新学期で憂鬱を感じる子どもたちに「さかなクン」のギョ紹介でした。(代表・西山)