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投稿:2023.05.19

290. 「過去荘厳劫千仏名経」が完成・一匡(いっきょう)の新作

古代文字で写経する一匡(いっきょう)が1カ月掛け、三千仏名経の一つ「過去荘厳劫千仏名経(かこしょうごんこうせんぶつみょうきょう)」を書き上げました。すでに「未来星宿劫千仏名経(みらいせいしゅくこうせんぶつみょうきょう)」は書き上げており、三千仏名経の残り一つ「現在賢劫千仏名経(げんざいけんごうせんぶつみょうきょう)」を現在書いています。

「過去荘厳劫千仏名経」とは私もよく分かりかねますが室町時代の名経のようで、文化庁のホームページ「文化遺産オンライン」によりますと、「初めに仏名を讃え供養することでその功徳のあることを説き、過去千仏の仏名を列挙する」とあります。過去の千の仏様の名前を書いたもののようで、「現在」「未来」もある三千仏名経の一つです。

一匡は画用紙をお札にし、表面に現代漢字で、裏面に古代文字で、それぞれ一つ一つ丁寧に仏様の名前を書き上げました。徳島県海陽町の城満寺・田村航也住職の教えですと、写経は世の中の功徳につながるといい、一匡がまた新たな名経を書き上げたことで世の中に良いことが生まれることを願います。

<一匡の写経会での展示>
②光景寺(福島県いわき市)
①龍雲寺(福島県いわき市)

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