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古代文字で写経する「経師」 一匡(いっきょう)

生年月

1989年2月

出身地

福島県浪江町

障がい種別

発達障がい

はなのころナンバー

No.11。2022年8月に加入、メンバー11人目の9期生

写経歴

2011年11月から。これまでA4用紙で1300枚以上書いている

写経の特徴

ボールペンや墨で書く。宗派に関係なく、3300年前、2700年前、2200年前の古代文字が書ける。見本を見なくても現代の漢字をすぐに古代文字で書ける

写経以外の趣味

ゲーム、アニメ、映画鑑賞、温泉だったが、写経を中途半端にできず写経を続けている

生きにくいこと

言葉のコミュニケーション、方向音痴

他の篆刻家の先生のように、海外で作品を展示してみたい

主な参加プロジェクト

はなのころギャラリー

一匡は東日本大震災の避難者で、故郷を追われて写経を始めました。犠牲者や苦しんでいる方々に思いを馳せ、新型コロナ禍が始まった時は薬に関するお経を書いたり、北海道知床半島で観光船の事故が起こった今年は海の平安にまつわる海龍王経を書き、平和の願いを込めて筆を握っています。本人は「生きがいのために書きたい」といい、趣味の域を超えたこの能力をもっと社会のために役立てられないかを模索していきます。

約340のお経 古代文字で書きました

2011年から古代文字で書き続けてきたお経のリストをテキストでまとめました(画像は一匡の手書きのリスト)。2023年4月時点で、約340のお経です。膨大な量の写経をしてきたというのが伝わるデータとなります。一匡の才能が必要とされる方につながるのを願っております。

2つの写経と金色文字で書いた龍王名

「龍王兄弟経」と「大雲輪請雨経」を古代文字で写経した作品と、金色の古代文字で龍王の名前。

最長タイトルのお経

「攝無礙大悲心大陀羅尼経計一法中出無量義南方満願補陀落海会五部諸尊等弘誓力方位威儀形色執持三摩耶幖幟曼荼羅儀軌(しょうむげだいひしんだらにきょうけいいっぽうちゅうしゅつむりょうぎなんぽうまんがんふだらくかいえごぶしょそんとうぐぜいりきほういおよびいぎぎょうしきしゅうじさんまやひょうしきまんだらぎき)」を古代文字で写経。

古代文字で 「三千仏名経」を制覇

「現在」「過去」「未来」の三千仏名経を全て古代文字で書き上げました。

海龍王経

2022年10月、海の災難を鎮める「海龍王経」を古代文字で写経し終えました。今春に発生した北海道知床半島での海難事故を受けてこの写経を開始。半年掛かりでA4ノート4冊に書き上げ、海の平安を願いました。

with アーティストのMANAさん2・篆文・甲骨文字・金文

アーティストのMANAさん(札幌市)とコラボレーションした作品で、MANAさんが正方形サイズに描いた幾何学模様に、一匡が「篆文・甲骨文字・金文」で文字を書きました。この作品は7月6日から福島県いわき市のサンドウィッチカフェ「Pique+Nique(ピッケニッケ)」(いわき芸術文化交流館「アリオス」内)で展示します。

with アーティストのMANAさん1・般若心経

アーティストのMANAさん(札幌市)と一匡が書いた般若心経でコラボレーションしました。お釈迦様の教えの真髄を伝える古代文字と、心を無にエネルギーを込めて書いたという幾何学模様がコラボした作品に仕上がっています。

はなのころの作品展 in いわき・ら・ら・ミュウ

会期:2024年9月14日〜10月14日
時間:9:00〜18:00
会場:いわき・ら・ら・ミュウ(福島県いわき市小名浜字辰巳町43-1)

飯野八幡宮の例大祭

日時:2024年9月7日10〜19時(祭事の神輿渡御は10時から、流鏑馬は14時から)
住所:福島県いわき市平八幡小路84

いわき文化春祭り

会期:2024年6月8、9日
会場:いわき芸術文化交流館「アリオス」(福島県いわき市平字三崎1-6)
主催:いわき市文化協会といわきアリオス

閼伽井嶽龍燈伝説イメージ展示会

開催日時:2024年5月5日10〜15時
会場:閼伽井嶽薬師常福寺(福島県いわき市平赤井字赤井嶽1・いわき市観光サイトの紹介)
内容:幡野さんの作品展示、はなのころメンバーの作品展示、ワークショップ「古代文字でお守り作り with 一匡」(終日開催・参加費は投げ銭)、「musubi工房『夕』」さんの展示販売、「りゅうとう物語」読み聞かせ(11時から10分)

第2回サンシャインアート展

老舗旅館「古滝屋」8階
住所:福島県いわき市常磐湯本町三函208
会期:2024年2月24日13〜17時、25日10〜17時

ART BASE しかく

「ART BASE しかく」(ソーシャルスクエア上荒川店)
住所:福島県いわき市平上荒川桜町1-1 ALATANA
会期:2023年12月9日〜2024年1月6日

第2回はなのころチャリティー展〜春待つ〜

アートサロンいわき
住所:福島県いわき市中央台飯野2丁目25-6
展示期間:2023年12月15〜21日
一匡の展示作品:千手千眼観世音菩薩大悲心陀羅尼(せんじゅせんげんかんぜおんぼさつだいひしんだらに)」の巻き物作品など

一匡展

会期:2023年10月7日(土)〜11月6日(月)・毎月第2・4火曜日は休館
会館時間:午前9〜午後9時
場所:みんなの交流館「ならはCANvas(キャンバス)」(福島県楢葉町大字北田字中満260)
内容:一匡の写経作品を集めた展示。一匡と古代文字で写経体験するワークショップも。
問い合わせ:0240-23-6102(楢葉町保健福祉課)
主催楢葉町
協力:一般社団法人ならはみらい、はなのころ

「古滝屋」6・7・10・11期目

老舗旅館「古滝屋
住所:福島県いわき市常磐湯本町三函208

展示開始日:2023年3月27日〜6月8日(6期目)、6月8日〜9月21日(7期目)、3月25日〜7月11日(10期目)、7月12日〜 (11期)
展示作品:いわきFCの全選手名(6期)、アーティスト・MANAさん(札幌市)とコラボした般若心経(7期)、「カラフル古代文字」(10期)、「龍王の名前」(11期)

 

サンドウィッチカフェ「Pique + Nique(ピッケニッケ)」(いわきアリオス内)

住所:福島県いわき市平三崎1-6 いわき芸術文化交流館「アリオス」本館2階
会期:2023年7月6日〜8月6日
一匡の展示作品:アーティスト・MANAさんとのコラボ作品「篆文・甲骨文字・金文」

いわきサンシャインアート展

老舗旅館「古滝屋」2階キッズコーナー
住所:福島県いわき市常磐湯本町三函208
会期:2023年2月25〜27日
一匡の作品:「全力疾走 完全燃焼」「北斗七星」「魚の名前」

参加者みんなで古代文字写経も・光景寺(福島県いわき市)

福島県いわき市の光景寺で2022年12月19日に開かれた写経の会に参加して交流を楽しみました。写経作品を展示して参加者に紹介したほか、みんなで古代文字での写経体験に挑戦。参加者の名前を古代文字で書く即興パフォーマンスも披露しました。

はなのころチャリティー小品展〜春待つ(福島県いわき市)

アートサロンいわき
住所:福島県いわき市中央台飯野2丁目25-6
会期:2022年12月3〜12日(6日火曜と7日水曜は休館)
写経作品を展示しました

写経を初展示・城満寺(徳島県)田村住職からお言葉も

福島県いわき市の龍雲寺で開かれた写経会で2022年10月8日、初めて作品を一般公開しました。作品を見た参加者が「きれい」「すごい」と声を上げ、手を合わせたり一匡に写真撮影を求めたりする場面も。この日訪れた四国最古の禅寺で知られる城満寺(徳島県海陽町)の田村航也住職から「これからも書き続けてください」と励ましのお言葉をいただきました。