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投稿:2023.10.06

362. 一匡が初の個展 圧巻の写経作品をお披露目・10月7日から福島県楢葉町で「一匡展」

古代文字で写経する一匡(いっきょう)の初めての個展「一匡展」が10月7日午前9時から、福島県楢葉町の「ならはCANvas(キャンバス)」で始まります。芸術で福祉のまちづくりを進める楢葉町が主催。同町職員と一匡らは5、6の両日に同会場を訪れ、10年以上写経してきたノートや巻き物の数々を工夫して展示しました。一匡と古代文字の写経を楽しむワークショップも29日に同会場で開かれ、参加者を募集中です。一匡展は11月6日まで。

楢葉町職員と一緒に展示作業する一匡(中央)

* 一匡、初の個展

一匡展はアート展を通して障がいの壁を無くそうという楢葉町の主催事業「No border in . . . (ノー・ボーダー・イン)」の一環。一匡が同町と同じ双葉郡内の浪江町出身という縁もあって展示の依頼を受け、先月に打ち合わせを行いました。一匡はお寺の写経イベントでの展示を除き、個展を開くのは初めて。楢葉町出身の玄太も「はなのころ」メンバーになる前の去年冬、町内で「No border in. . .」の一環で作品展を開きました。

 

* 展示に工夫も

展示作業は楢葉町職員2人、一匡、はなのころ代表が行いました。会場のレイアウトや飾り方などを話し合って作業。パーテーションとテーブルを使って展示空間をつくり、さまざまな宗派の膨大な写経ノートや巻き物などを展示しました。3千の仏の名前を古代文字で書いた「三千仏名経」(現在賢劫千仏名経=げんざいけんごうせんぶつみょうきょう・過去荘厳劫千仏名経=かこしょうごんこうせんぶつみょうきょう・未来星宿劫千仏名経=みらいせいしゅくこうせんぶつみょうきょう)のお札は、一部を麻ひもを通して飾りに。横2メートル・縦50センチの和紙に書いた「龍神祝詞」や、古代文字を書いたサイコロ、色紙も。アーティストとの写経コラボ作品、「魚の名前」「北斗七星」「いわきFCの選手名」なども展示しました。

会場の窓に古代文字を書く一匡

一匡は窓ガラスに描けるマジックペンで会場の窓に大きく古代文字を書いて演出。「楢葉」「木戸川」「千客万来」などを書くと、通行するお年寄りが引き付けられて見入っていました。職員と和やかに談笑し、アイデアを出し合って交流も楽しみました。

 

* 29日にワークショップ

一匡と古代文字・写経を楽しむワークショップは10月29日(日)午前10時から、ならはCANvasで開かれます。一匡が書く見本を参考に、参加者が自分の名前を古代文字で書くことに挑戦します。一匡も来場し、参加者との交流を楽しみます。参加無料で、要予約。申し込みは0240-23-6102(楢葉町保健福祉課)まで。

 

 

<一匡展>

会期:2023年10月7日(土)〜11月6日(月)・毎月第2・4火曜日は休館
会館時間:午前9〜午後9時
場所:みんなの交流館「ならはCANvas(キャンバス)」(福島県楢葉町大字北田字中満260)
問い合わせ:0240-23-6102(楢葉町保健福祉課)
主催:楢葉町
協力:一般社団法人ならはみらい、はなのころ

<はなのころ情報>
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