413. 復活の作品展「よっちゃん展」、16日から開催・北茨城市民病院
母親と二人三脚で絵の才能を開花させたよっちゃんの作品展「よっちゃん展」が16日から、茨城県北茨城市の市民病院1階で開かれます。同市と強いご縁がある「はなのころ」メンバーの親御さんが展示場所の開拓に尽力してくださる中でよっちゃんに出会い、関係者のご協力を得て実現させるイベント。母親が体調を崩して10年ほど制作活動が止まっているよっちゃんの作品を、地元で再びお披露目します。
「はなのころ」は北茨城市と強いご縁のあるメンバーの親御さんのご協力で去年9月から、展示場所の開拓を目的に片道約40キロの道のりを毎月訪問。行政や福祉、公共施設などの関係者を訪ねて地道に活動をアピールしてきました。その中、北茨城市第1弾の作品展として北茨城市民病院から展示の機会をいただきました。さらに地元の作家を紹介したいという希望を受け、北茨城の障がい作家を探したところ、よっちゃんと出会いご家族ともお話をして準備を進めてきました。
会場は市民病院1階売店前の休憩スペースで、よっちゃんの代表作3〜4点をパーテーション2基に飾る予定。ナイスハートふれあいフェスティバル2006(茨城県など主催)で茨城県心身障害者福祉協会会長賞を受賞した「通学路の春」は、俯瞰したような独特な視点で描く構図が印象的な桜並木を優しいタッチで描いています。いずれもどこか懐かしさを感じさせ、母親と二人三脚で制作活動してきた思いも込められています。
メンバーの親御さんや北茨城市の関係者皆さんのご協力で、埋もれてしまった才能をお披露目できる運びとなりました。今後、北茨城市での展示活動を発展させるに当たり、サポーターを増やす必要性を感じております。北茨城市で障がい作家の展示活動にご興味ある方はご一報のほどよろしくお願いいたします(問い合わせ先)。
<よっちゃん展>
会期:2024年1月16日(火)〜30日(火)
会場:北茨城市民病院1階(茨城県北茨城市関南町関本下1050)