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投稿:2024.05.13

459. ゆずゐ、シャッター画を制作・ミニシアター「KURAMOTO」(福島県いわき市)

福島県いわき市の湯本駅前ミニシアター「KURAMOTO(クラモト)」さん(※)から依頼を受け、ゆずゐが同シアターのシャッター画を制作しました。時間を要するようですが今後シャッターにプリントされ、交通量や通行人の多い通りを明るく彩る予定です。原画は現在、今月29日まで開いている同シアターでの「はなのころの作品展」で初披露されています。

※クラモトさんはJR常磐線「湯本駅」近くにあるミニシアター。3階建て空きテナントをリフォームしたおしゃれな空間で、託児所も設けています。上映される映画のテーマは「多様性」。最近では不登校児と親が交流できる上映会なども企画され、地域住民の交流の場にもなっています。

完成したゆずゐのシャッター画

クラモトさんから初めて連絡を受けたのは去年6月。インスタグラムで「はなのころ」の活動に興味を持ち、「一緒に何かできないか」とご相談を受けました。その後、「はなのころ」代表が映画鑑賞や見学に訪ね、館主と情報交換した際「シャッターに絵を描いてもらえないか」とご依頼を受けました。当初は直接現場で描くことも検討されましたが、最終的に施工業者に作品の画像を印刷してもらう方法を選択。シャッターのサイズは縦2.4メートル、横は幅10センチほどの柱を含め全長約5.2メートルです。

「KURAMOTO」さん外観

お好みの作風から制作者候補に選ばれたのがniwaとゆずゐでした。お題は「看板代わりになる映画館らしい絵」。niwaは職場環境が変わった時期で生活リズムが整わず辞退になりましたが、それでも3カ月間制作しようと挑んでくれました(挑戦した勇気を誇り、またチャンスが巡ってくるので焦らずに生活リズムと体調を整えてほしいです)。

「KURAMOTO」さん店内

ゆずゐは通所する福祉事業所の職員のサポートも受けて意欲を保ち制作しました。建物の絵は苦手ながら、図書館で映画館を調べるなどしてイメージをふくらませ、締め切りの不安に四苦八苦しながらもラフ6点を提案。さらに館主やボランティアスタッフから意見をうかがい、そのアイデアを形にして3月下旬までに描き切りました。完成作品は「Kuramoto」という文字とピンクと青を基調にしたフィルムが印象的で、お客の列と映画館を描いています。

作品画像を見た館主は「素晴らしい出来で大感激いたしました。大好きな色使いです。とても目を引くので、駅前のシンボルになりそうでワクワクしています!ゆずゐさん、傑作をありがとうございます!」と感謝の言葉をいただきました。

ゆずゐは「最初は苦手な分野で苦戦し、図書館から資料を借りて何度も読みました。でも、自分の感性のままに楽しく描くのが一番だと気付き直し、苦手なことにも、楽しく、自分らしく描くことができました🎨✨️」と振り返り。「学ぶ機会をくださり、本当にありがとうございました😌シャッター作品、楽しくご覧いただけたら嬉しいです🎶」と感謝の言葉を送っています。

【KURAMOTO】
住所:福島県いわき市常磐湯本町天王崎32-3
鑑賞料金:一般1500円、高校生以下1000円
託児サービス:お子様お一人に付き800円
電話:080-2109-6385
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