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投稿:2022.09.12

192. 福祉作業所と連携へ・つばさデザインのポーチを制作し納品・「創造空間」(福島県いわき市)

はなのころは福祉作業所と連携し、「デザイン」「制作」「発送」の一連を障がいの方々で担える供給体制づくりを目指しています。はなのころデザインのトレースアートデザイナー・つばさがデザインしたポーチの制作ご依頼を受けたのを機にこのほど、初めて就労継続支援(B型)施設「創造空間」(福島県いわき市)と連携して商品を作り納品しました。これまでは制作を一般業者に頼んでいましたが、福祉作業所に依頼することで障がいの方の活躍の場づくりにつなげます。

 

依頼者はつばさのファン。出店イベントでグッズを購入していただいたこともあり、つばさのデザインでポーチをオーダーメイドできないかとご依頼を受けました。制作するにあたり、布生地にもプリントできるプリンターがある「創造空間」さんにご相談。「デザイン」をはなのころで、「制作」を同施設でそれぞれ担うとし、第一弾でポーチを制作しました。

 

ポーチは、依頼者から希望するつばさのイラストを選んでもらい、つばさはサイズに合うよう再デザイン。同施設はつばさのイラストを生地にプリントし、それをスタッフと協力してミシンでポーチに仕立てました。麻素材で縦20センチ、横30センチのマチ付き。裏地も施され、しっかりとした作りになっています。

 

↑創造空間での普段の縫製作業の風景(2枚とも創造空間提供写真)

完成品を見た依頼者は、縫製がしっかりされ裏地があるのに満足げで、手作り感があって喜んでいました。つばさの作品の中でも今回デザインに選んだ「祈り」が特にお気に入りというご依頼者は「このデザインの商品があったらなあと無茶振りでお願いしてしまいました。 そしたらポーチ用にアレンジのデザイン案まで考えてくださって感動しました」と喜び「つばささんの作品の世界観がとても好きです。お人柄も。これからもつばささんの作品を楽しみにしていますので、活動応援しています」とメッセージを寄せてくださりました。

創造空間は自主製品づくりの一環で縫製作業もしており、担当者は「よくできた」と仕上がり具合に自信。制作の依頼があることで「ご利用者様の縫製技術と工賃を上げる機会につながってありがたい」と喜んでいただけました。今後、生地印刷と縫製する商品づくりに関して「提案していただけたら製作を検討したい」という前向きなお言葉もいただきました。

つばさは「以前描いた作品をこういう形で再度使っていただけて嬉しかったです。現物も見せて頂いて、イメージ通りに印刷されているし、縫製も丁寧に作って頂いて凄いと思いました」と喜び「今後もコラボできたらいいなと思いながら、制作を頑張りたいと思います」と意欲を高めていました。

つばさデザインの缶バッジを付けたポーチ

【創造空間】

運営法人:社会福祉法人エル・ファロ
事業内容:就労継続支援(B型)・生活介護
住所:福島県いわき市泉町下川八合1-1
電話:0246-84-6915
ホームページ:https://www.el-faro.or.jp/facility/souzoukuukan.html

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