373. 一匡が写経ワークショップ・参加者と交流(福島県楢葉町)
古代文字で写経する一匡(いっきょう)のワークショップが10月29日、福島県楢葉町のならはCANvas(キャンバス)で開かれました。参加者は古代文字で自分の名前を書いたり、一匡の解説で作品を鑑賞したりして交流を楽しみました。
ワークショップはアートを通して障がいの壁を無くそうという楢葉町の主催事業「No border in . . . (ノー・ボーダー・イン)」の一環で開催中の「一匡展」内のイベント。一匡の見本で、参加者は自身の名前や般若心経を古代文字で書く体験をしました。
ワークショップには6人が参加しました。同町保健福祉課の松本係長は、交流を通して特性やボーダーを考えるきっかけにしてほしいと趣旨を説明。一匡は、古代文字で写経を始めた経緯などを交えて自己紹介しました。参加者は筆ペンを手に、一匡の見本を見ながら和紙に自分の名前を書いていきます。「美」の古代文字を知った参加者は「人が集っているような字ですね」と笑顔。一匡は参加者の文字を見て歩き「上手です」「ちゃんと書けているので大丈夫です」と声を掛けていきます。「和」の古代文字から掛け軸の話題に広がり、会話を楽しんでいました。
一匡の解説で作品展を見る時間も。水難の災いを逃れる「海龍王経」の写経や「三千仏名経」の作品などを紹介し、古代文字で700ページ近く書いて製本した分厚い写経作品を目の当たりにした参加者は「どのくらい時間が掛かったの?」と驚き。一匡は「2年ぐらいですかね」と答えて話が広がり、会話を楽しんでいました。参加者は写真撮影もし、圧巻の作品をスマホに収めていました。
作品展は11月6日まで。ワークショップで参加者は一匡が書いた作品も展示しています。
<一匡展>
会期:2023年10月7日(土)〜11月6日(月)・毎月第2・4火曜日は休館
会館時間:午前9〜午後9時
場所:みんなの交流館「ならはCANvas(キャンバス)」(福島県楢葉町大字北田字中満260)
問い合わせ:0240-23-6102(楢葉町保健福祉課)
主催:楢葉町
協力:一般社団法人ならはみらい、はなのころ
<はなのころ情報>
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