518. 開催報告|描いた魚、パソコン画像に泳がせる・交流イベント「はなのころパーク」3回目
交流イベント「はなのころパーク」がこのほど福島県いわき市の中央台公民館で開かれました。今回ははなのころメンバーのほか一般参加者も作品を発表。描いた魚の絵をパソコンに取り込んで画像内を泳がせるワークショップや、フリートークを楽しみました。
「はなのころパーク」は障がいの有無関係なく交流するイベント。今年6月から毎月1回「はなのころ」が主催し、3回目の今回は8月25日に開きました。参加者は初参加3人を含む24人で、そのうち親子参加は3組。参加したはなのころメンバーはつばさ、えむえむ、ゆずゐの3人でした。
作品の発表では、支援学校に通う一般参加の中学生が母と弟と一緒に登壇。自己紹介し、野菜の水彩画や大好きなデパートの階層画を描いた作品を披露すると、参加者から「すごい」と拍手を受けました。「いつごろから描いていますか?」などといった質問を受けた後、作品を参加者に回覧。参加者の日本画家・小林工悦さんも作品を見て「上手だ」と微笑んでいました。そのほか、えむえむとゆずゐも作品を発表しました。
事前に参加者から「ゆずゐさんのお話を聞きたい」という要望を受け、ゆずゐは司会のインタビューを受けながら絵を描き始めたいきさつや創作の心構えを講話しました。子どものころから絵を描くのが好きだった話、通っていた事業所でカレンダーの絵を描くのを勧められたのを機に本格的に制作を始めた話、周りを気にせず自身のやりたい表現を貫く意思も伝えました。
ワークショップでは、小林工悦さんの案内で、参加希望者が魚の絵を描き、パソコンに取り込んで海のイラスト画像内を泳がせて楽しみました。ヒラメのような絵を描いた子は、小林さんに画像を取り込んでもらい、その絵が画像内を左右に泳ぎ出すと驚いたように見入って喜んでいました。参加者はイカや鉢巻きしたタコなどの絵を描く方もいて、でき上がるとパソコンをみんなで囲んで“水族館”を鑑賞し、声を上げて笑顔を浮かべていました。
フリートークでは、精神的な悩みを抱える参加者に、精神保健福祉士が悩みを聞いてサポートする場面も。初めて参加した方も色々な方とお話し、「はなのころパーク」の雰囲気を感じてもらえました。
来月下旬も開催予定で詳細が決まればまたご案内いたします。ご興味ある方はご参加ください。
<はなのころパーク>
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