559. 開催報告|交流イベント「はなのころパーク」6回目・福島県いわき市
交流イベント「はなのころパーク」の6回目がこのほど福島県いわき市の文化センターで開かれました。作品発表のほか、フリートーク中につばさの編み物ワークショップとお絵描きコーナーを設置。楽しくおしゃべりしながら交流を深めました。
「はなのころパーク」は障がいの有無関係なく楽しく交流できる場をめざして今年6月に始まり、今回は11月24日に開催。参加者は19人でした。参加したはなのころメンバーはつばさ、ゆずゐ、玄太の3人で、メンバー候補も来場。初参加者は1人で、前回参加して喜ばれた郡山市の参加者も再び遠路はるばる来場いただけました。(前回の様子>>>)
障がいの方が作品を発表するコーナーは3人が登壇。ゆずゐは主にダンボールに描いた絵を披露しました。ペンで描いたラブラドールや柴犬などを見せ「もう犬の絵はしばらく描きたくないです」と冗談めかして言うと、会場から笑いも起こりました。色が出ないペンで白画用紙をスクラッチして描いたヒラメの作品も発表し、リアルなウロコの質感を表現した作品に「すごい」と驚きの声も上がっていました。
メンバー候補の参加者は、前回子どもに好評で今回新たに描いた犬の作品や、「この世界は素晴らしい」と自分自身にも言葉を贈っている詩画をお披露目。今回はそのお子さんが欠席で見せることができませんでしたが、今回も優しさや愛に満ちた言葉と鮮やかな草花の絵が来場者の心を打ち、温かい感動の声を受けていました。
別のメンバー候補の参加者は、今回のはなのころパークに向けて制作した新作を披露。クリスマスをテーマにしたイラストや、マジックを巧みに使ってモザイクアートのように仕上げたヒマワリの絵を発表しました。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の模写も見てもらうと、ゆずゐから「この顔の色は4色使っていますか?」と質問を受けていました。
後半のフリートークでは、つばさが編み物ワークショップのブースを設置。簡単な編み物体験ができ、参加者はつばさと談笑したり制作に夢中になったりして楽しみました。お絵描きコーナーは「春」「夏」「秋」「冬」をお題に、自由にカラーペンを走らせ、参加者は桜の花びらや海などのほか、リンゴキャラ、アニメキャラ、イルカなど季節の枠をはみ出し、好きなように思い思い描き上げていました。
フリートークでは、学校の授業で制作した造形の写真を見せて盛り上がったり、福祉関係の参加者が発表者に「感動しました」と優しく声を掛けてゆっくり話を聞いたりする場面も。インスタのゆずゐの作品にひかれたという参加者は今回ついにゆずゐと対面できて会話。ゆずゐもその参加者の作品を「はじまりの美術館」(福島県猪苗代町)で以前見て刺激を受けていたと伝えたようで、交流を喜んでいました。
来月は「はなのころチャリティー作品展」が開催されるため、はなのころパークはお休みします。
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