493. ぬり絵ワークショップで交流|交流イベント「はなのころパーク」2回目・開催報告
交流イベント「はなのころパーク」がこのほど福島県いわき市の中央台公民館で開かれました。日本画家・小林工悦さん(※記事末尾にプロフィル)が講師を務めたぬり絵ワークショップや、メンバーの作品発表、折り紙ミニ講座を企画。ぬり絵参加者は「素敵な色遣い」とほめられると頬を緩めていました。
「はなのころパーク」は障がいの有無関係なく交流し「はなのころ」の活動を広く知ってもらおうと、先月から「はなのころ」が主催。今回は2回目で7月28日に開かれました。参加者は初参加11人を含む27人で、そのうち親子参加は4組。参加したはなのころメンバーはつばさ、えむえむ、ゆずゐ、爽mint(クールミント)、玄太の5人でした。
ぬり絵ワークショップでは、小林さんが描いたぬり絵の原画コピー3種からお気に入りを選んで挑戦。小林さんから色をぬる上での水の大切さの講話を受け、水彩絵の具や色えんぴつで思い思いにぬりました。真剣な表情で色をぬる参加者は小林さんから「優しい色ですね」「素敵な色遣いですね」とほめられると「嬉しい」「本当に?」と笑顔。参加してくださった色えんぴつ画家も作品を見て回ってもらい、優しく声を掛けてもらいました。
玄太は鼻歌を歌いながら上機嫌で絵筆を動かしていました。ゆずゐはイヤホンで音楽を聴きながら集中して色えんぴつでぬり上げていました。完成したら額に入れてみんなにお披露目。えむえむはサボテンのある風景をパステルクレヨンでピンクや赤のトロピカル調にぬり上げ、みんなから「すごいいい」「素敵」と声を掛けてもらい、「自宅に飾ろうかな」と自作を見つめていました。
作品紹介ではクールミント、ゆずゐ、玄太の3人が発表。初参加の玄太は自己紹介した後、唐傘お化けと目玉のおやじの妖怪の造形作品2点を披露しました。参加者から「ほかの作品も見たい」という声も受け、笑顔を浮かべていました。フリートークでは、障がいの子を持つ親が将来の不安をほかの参加者に話し、同じく障がいの子を持つ親と連絡先を交換する姿も見られました。折り紙講座はクールミントが4人に折り紙キーホルダーを指導。会話を楽しみながらゆっくりと丁寧に教えていました。
※プロフィール:1951年、宮城県生まれ。日本現代作家・東フランス展秀作賞(ロンドン展英国展銅賞)、国際現代作家フランス展市文化局長賞、国際芸術大賞(イタリア−ベネチア)展2012でピアニガ市長賞・国際銀賞など国内外で数々受賞。日本美術界の情報をまとめる資料「美術年鑑」でも紹介されている作家です。
来月下旬も開催予定で詳細が決まればまたご案内いたします。ご興味ある方はご参加ください。
<はなのころパーク>
第1回目の記事>>>
関連記事>>>