563. デジタルイラスト挑戦中 AYA デビュー・30人目のはなのころ新メンバー
デジタルイラストに挑戦中のAYAが、30人目のはなのころ新メンバーに加わりました。支援学校の熱心な教諭から教わったのを機にデジタルイラストが「好きなこと」に。お母さんには約3年前に出会い、ずっと「はなのころ」の活動に興味を持ってもらっていました。今月14日から始まる「はなのころチャリティー作品展」(福島県いわき市・アートサロンいわき)に出展してデビューし、お母さんも楽しみにしています。
AYAのお母さんと初めてお会いしたのは2021年の終わりごろだったか。福祉の勉強会でご一緒したのがきっかけでした。以前、支援学校の熱心な教諭から「デジタルイラストが描ける生徒がいる」「とても心が優しい」というお話をおうかがいしていた子のお母さんで、その時に活動を紹介しました。
その後、2022年夏にいわき市でのイベント「パークプラス」に出店した際、お母さんがAYAを連れて来店。それが初対面で、AYAはつばさがデザインしたマグネットを気に入って購入し、とても喜んでいました。その後、お母さんから「AYAのイラストで名刺を作りたい」と相談を受け、つばさのトレースで名刺デザインしたこともありました。その年の「はなのころチャリティー作品展」(第1回・第2回)にも来場し、以来毎年会場で作品を鑑賞。毎回メンバーの作品を目を輝かせて見て感動され、AYAもいつか発表できたらと夢をふくらませているような印象を受けていました。
今年6月に「はなのころパーク」が始まり、参加のお声掛けをしました。AYAは参加を楽しみに、でも会場の公民館は慣れない場所で苦手だったため、数週間前から通う練習を重ねて当日無事に参加。ほかのメンバーや参加者と交流して楽しんでもらいました。その後も参加し、ほかのメンバーの作品発表に刺激を受けてか「自分もメンバーになりたい」と声を掛けられました。きちんと「好きなこと」を楽しく続けられるかを試すため、3カ月間、月1回作品を提出してほしいというお題を提案。見事続けられ、作品を描きためてデビューを迎えます。
ワクワク意欲を高めた心は、苦手な初めての場所でも通えるようになろうと体を動かし、イラスト制作もコンスタントに描けるようにして世界を広げています。今は亡き祖父に購入してもらったというパソコンを相棒に、「好きなこと」を楽しく取り組みます。
<AYAも出展予定の第3回はなのころチャリティー作品展>
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会期:2024年12月14日(土)〜22日(日)・18日は休館
時間:10〜16時半(最終日は15時閉館)
会場:アートサロンいわき(福島県いわき市中央台飯野2丁目25-6)
今年の主な賛同作家(五十音順・敬称略・2024年11月22日現在):
会田光子(絵画) 、安斉重夫(鉄の彫刻)、安斉タツ子(詩画)、草野輝美(アクセサリー)、小林工悦(日本画)、斉藤広美(絵画)、坂内宏年(動物木工)、坂内ゆき子(着物リメイク)、佐藤界(陶芸)、佐藤みち子(ガラス)、下山田晴彦(版画)、鈴木儀一(絵画)、高羽博樹(切り絵)、高羽美智子(アクセサリー)、高山恵美子(アクセサリー)、粒来重人(絵画)、鶴見真佐子(絵画)、新谷辰夫(陶芸)、箱崎りえ(陶芸)、濱田正弘(水彩)、まちこkinder(羊毛フェルト)、水野和江(小物アクセサリー)、水野春子(手芸)、水野秀紀(工芸)、宮本桂子(パッチワーク)
特別賛同(同):安部直人(銅版画)