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投稿:2023.03.10

269. サンシャインアート展のご報告・広報紙「はなのころ便り」21号

広報紙「はなのころ便り」の21号ができました。福島県いわき市で2月下旬に開催した「いわきサンシャインアート展」の模様を報告。そこで販売したトートバッグ、サニーが制作したコサージュも紹介しています。

***今月21号のダウンロード***

編集後記:地元の視覚障がい者サポートグループ「縁(ゆかり)」が今月末、高齢化を理由に14年の活動で幕を下ろします。視覚障がいの方の外出支援をし、旅行にも連れて行ったり交流の場をつくってきた団体でした。最盛期では70人の視覚障がい者が集まっていたという▼この関係者から聞いた花火大会の旅行エピソードが素敵です。参加した視覚障がい者は「光が見えた!」と網膜に届いた微かな輝きに興奮していたといいます。コンサートではなく、花火大会に連れて行くとはなんとも粋な計らい。夜風に運ばれる火薬の匂い、お腹にズシンとくる花火の爆音、観客の歓声…。この団体は視覚障がい者に一生の思い出を生み出してきたんだなと思いました▼視覚障がいを持つエッセイストの三宮麻由子さんは、花火の音の美しさを書いています。線香花火は現代音楽を超越した音が静かに変わっていく。円盤花火はラヴェルの組曲のよう。花火は「一つの音の動きが作り出す音階を超えた自然の即興曲」とも▼視覚障がいの方に花火の美しさが分からないなんてとんだ勘違い。目が見えることが研ぎ澄まされた感受性を奪うなら、それもまた障がいか。(代表・西山)

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