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457. 出展報告|一匡の写経やワークショップも 交流楽しむ・龍燈伝説のイベント(福島県いわき市)
福島県いわき市の赤井嶽薬師常福寺にまつわる龍燈伝説をテーマにしたイベントがこのほど同寺で開かれ、はなのころも出展しました。龍燈伝説をテーマに絵を描いている画家・幡野ゆりさんが主催。はなのころは古代文字で写経する一匡(いっきょう)の作品を中心に展示したほか、クリエイターの「もりマルSTORE」さんが一匡とのワークショップを開き、メンバーも来場して交流を楽しみました。
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ワークショップで参加者と交流する一匡(左)
イベント名は「閼伽井嶽(あかいだけ)龍燈(りゅうとう)伝説イメージ展示会」。同寺は市の天然記念物に指定されている樹齢数百年という巨木「龍燈杉」があり、難産だった乙姫様が薬師如来のご利益を受けて安産したお礼に毎夜龍燈を献じて光を放ったという伝説が残っています。この言い伝えを広く伝えようと、幡野さんが5月5日、去年に続いてイベントを主催しました。
イベントは幡野さんの龍画や「さわれるアート」の作品を展示。会津地方のマクラメジュエリー作家「musubi工房『夕』」さんが展示販売と、「りゅうとう物語」の読み聞かせも行いました。会津地方の観光やイベント情報を発信している「AIZUチャンネル」さんも訪れました。
はなのころは一匡の膨大な写経作品を中心にメンバーの小品作品、はなのころアパレル「8756(ハチナナゴーロク)」の試作品の展示やグッズ販売を実施。ワークショップは一匡が書いた縁起のいい古代文字や模様を書き写してのお守り作りを行いました。はなのころメンバーのつばさ、くるん、一匡、アオハスバルが来場。同寺の住職にも一匡の写経作品を見てもらい感嘆のお言葉をいただき、一匡はコピーした作品を同寺に奉納しました。
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幡野さんの「さわれるアート」絵画
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マクラメジュエリー作家「musubi工房『夕』」さんのブース
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龍燈伝説の読み聞かせ
FMいわきのラジオを聴いて来場したという高齢女性2人は、一匡の丁寧で細かい文字に見入り「しっかりした字だ」と感心した様子。一匡が作品を紹介しました。2年ほど前にお世話になったNPO法人「いわき情報技術研究会」(福島県いわき市)の関係者も「郵便局でチラシを見ました」とお声掛けしていただき、ワークショップも楽しんでいただきました。ワークショップの試作を重ねて準備してきた「もりマルSTORE」さんが丁寧に作り方をアドバイス。会津地方からの来場者はワークショップに参加して一匡と会話しながら、金運上昇を願う古代文字と小判の模様をあしらってプラ板製のオリジナルお守りを完成させていました。