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投稿:2025.04.07

615. 開催報告|交流イベント「はなのころパーク」9回目・福島県いわき市

交流イベント「はなのころパーク」の9回目がこのほど、福島県いわき市の市文化センターで開かれました。障がいを持つ作家による恒例の作品発表のほか、県内各地でピア活動をしているふくとんぼさんが対談で活動の思いを語ってもらい、来場者も交流が広がっていました。

ふくとんぼさん(左)

「はなのころパーク」は特定非営利活動法人はなのころが去年6月から、12月を除いて毎月開催。今回は3月30日に開き、参加者は郡山市や双葉郡からも含めた24人が来場し、そのうちはなのころメンバーはつばさえむえむゆずゐ一匡茶々丸ちゃ太郎AYAの7人が参加しました。(前回の様子>>>)

  

作品発表ではゆずゐ、一匡、ちゃ太郎、AYAを含めた6人が発表。各人はそれぞれが抱える障がいを伝えて自己紹介し、最近制作した作品を発表しました。キューピー人形のコスプレ衣装や絵画、写経などが披露されました。初めて発表したAYAはファイルに入れて準備してきたデジタルイラストを発表。人前や慣れない環境が苦手ながら去年6月にパークに初めて参加して以降、「発表したい」と思いながら諦めた時もありましたが、勇気を出してついに登壇。準備してきた作品紹介文を読み上げ、参加者から拍手を受けていました。

  

作品発表後、ふくとんぼさんと当法人の理事長が対談。ADHDと双極性障がいを持つふくとんぼさんは過去に閉じこもっていた体験や、ピア活動で県内各地を奔走し始めた経緯などを語りました。「『障がい』が『障害』にならない未来」をモットーに活動している思いや、ピア活動の輪を広げたい展望も伝えました。来場者から「ピア活動とは何ですか?」と質問を受け、ふくとんぼさんは「まさにこの(はなのころパーク)のような場」と答え、障がいを抱える当事者が集まって語り合う機会づくりの活動を紹介しました。

  

フリートークでは、来場者の中にはふくとんぼさんと同じ福島県のピアサポーター養成講座の受講生もおり、話が盛り上がって新たなつながりが生まれていました。外出が苦手ながら来場した場面緘黙症のお子さんは展示していたAYAのイラストに引かれ写真を撮っていたといい、AYAは自身の作品が人を喜ばせた体験もできました。作家は互いに作品を紹介し合ったりし、交流を深めていました。

  

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