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投稿:2022.12.31

243. 今年もありがとうございました・2022年を回顧し代表あいさつ

2022年の活動も無事に終われ、ここに皆様へ感謝を申し上げます。「はなのころ」はまだまだドリフのコントのセットのようで、いつ崩れるかハラハラし、倒れたらもう頭を突き抜けて笑いに変えるしかないみたいな、そんな感じで今年1年また駆け抜けました。皆様のご支援のお陰で続けられ、メンバーに生きがいを届けられました。誠にありがとうございました。皆様のご支援で夢に前進できた各メンバーの1年を振り返り、御礼と代えさせていただきます。

 

今年上半期はデジタルデザイン系のメンバーが目立って活躍しました。デジタルトレースアートのつばさとキャラクターデザイナーのあおいはが、実際に依頼を受けて制作に挑みました。個人・団体・企業から多彩なご依頼を受け、PR用のイメージキャラクターや、両親をトレースした金婚式のお祝いのアート作品、手書きのロゴやお子様が描いた絵のトレース、ご要望に応えたイラスト制作、地元の福祉事業所とコラボした作品制作などを精力的にこなしました。2人は今年夢をかなえ、「一人暮らしして自立する」という夢のつばさは一人暮らしを始め、あおいはも「自分のキャラのグッズを作りたい」という夢を実現させました。2人は現在生活面で集中することがあって活動をセーブしていますが制作意欲は高いものと感じています。来年、また落ち着いたら素敵な作品を皆様にお披露目してもらえるのを楽しみにしています。

 

「うさぎかかし」作家のヒロくんも今年中学生となり、精力的にイラストを描いてくれました。夏には「うさぎかかし」Tシャツを作り、2カ月間の販売で遠くは岡山県の方にも袖を通してもらいました。秋にはがま口雑貨作家とコラボレーションし、うさぎかかしのかわいさを温もりあるがま口作品に乗せてお届けすることができました。ヒロくんの描くうさぎかかしは、年を重ねるごとに動きや複雑さがゆっくりと現れ、また来年どう進化するか楽しみにしています。

 

ギャラリー系のメンバーも活躍しました。福島県いわき市の老舗旅館「古滝屋」の展示スペースを借りて4月に始まったギャラリーは、展示方法など試行錯誤の中で櫻井智美(さくらいさとみ)を皮切りに展示スタート。横浜市在住の櫻井智美は5月にいわき市を訪れ、飾られた自身の絵を眺めたり色々な方と交流も。6月には横浜市でイベント出店してくれてメンバーのグッズ販売とPRに尽力もしてくれました。遠方でもいつも陰から応援し、他のメンバーの活躍を楽しみにしてくれています。

 

tetsuya(てつや・松澤哲也)は夏から参加。「古滝屋」イタリアンレストラン「テラッツァ」(福島県いわき市)での作品展や「いわきオートキャンプ場DAN」の壁画制作を経て、12月の「チャリティー展」でついに10万円の大作が売れました。これまで押し入れに眠っていた作品が日の目を見て「死ぬまで絵を描く」と燃えていました。「自分のギャラリーを持ちたい」という夢に近づけるよう、来年の作品を楽しみにしています。

 

えむえむは本格的な絵の制作活動は未経験のまま、自ら参加したいと連絡をして6月に加入。「古滝屋」で初めて作品を飾るのが決まった時は「早く飾りたい」と期待に胸を躍らせました。ただ飾る直前に作品を他人に見てもらう不安に襲われていましたが、「有名アーティスト」という夢を目指すために必要な成長でもあったと思います。12月の「チャリティー展」では休館日にも会場を訪れるほど作品を見てもらう喜びを感じ、会場の職員とも仲良くなって初めて絵も売れました。まだまだ伸びしろたっぷりで楽しみです。

 

「個展を開きたい」という夢を持つゆずゐ「いわきオートキャンプ場DAN」の壁画制作から参加。除幕式ではたくさんの来場者を前に作品を披露し、制作して人を喜ばせる体験をしました。12月の「チャリティー展」では値付けした5作品が完売。いわき市の美術界の重鎮からも「才能がある」と太鼓判を押してもらいました。これら吉報を受けたゆずゐは泣き叫んで歓喜したといいます。個展に向けてゆっくりと焦らずに前進し、来年もテーマの「ワクワクドキドキ」を描いた作品を楽しみにしています。

 

12月の「チャリティー展」でデビューしたは、絵を飾りに会期前に来場。他のメンバーから「素敵な絵だね」と声を掛けられて笑顔を浮かべていました。不調の時は外出が難しいようですが、その笑顔から心の底に「描きたい」という気持ちがあるのが十分に伝わりました。外出が難しくても、現在は「古滝屋」で展示している作品が見る人を笑顔にしています。焦らずにゆっくりと制作を楽しめるようになって、殻を破った新作をご紹介できるのを楽しみにしています。

 

爽mint(クールミント)は「自分がデザインした衣装を本物のアイドルに着てほしい」という夢を抱いて参加。加入した10月からその個性的な衣装イラストを発表してくれ、インスタグラムで見てくれたアイドルファンからコメントも届いて笑顔にしました。クールミントのイラストを基にあおいはが架空アイドルキャラとともにデザインしたコラボ作品も発表して楽しさを見つけました。体調の波があり現在不調気味のクールミントですが、体調が落ち着いたら来年も素敵な衣装イラストを見せてくれると楽しみです。

 

はなのころはイラスト・絵画のみではございません。スマホアプリのプログラマー・鈴木祐哉は精力的にアプリ開発に挑みました。スキルマーケットサイトでは実績がある中、夢は起業すること。過集中による不調を防ぎかつ持ち前の集中力を発揮できるにはどうすればいいか、苦しみながら地道にトライアンドエラーを繰り返しました。自身で課題を見つける能力は備わっており、いい支援を上手に受けて諦めなければ、今年の努力が実を結んで体調コントロールできるようになると確信しています。今年伸ばした根が張り、来年は上に芽を出してくれるのが楽しみです。

 

古代文字で写経する一匡(いっきょう)は、福島県いわき市の龍雲寺光景寺の各写経会で作品を展示。「交流がしたい」という思いも持って8月に加入し、出展活動を通して四国地方最古の禅寺「城満寺」の住職とも会えるなど多くの方と交流できました。最近は「同じ障がいを持つ方を元気にしたい」といった発言もし、利他の気持ちも生まれています。今年は北海道知床半島での海難事故を機に海の平安を願い「海龍王経」を書き上げました。夢は「海外での作品展示」。地道に出展すれば遅かれ早かれこの才能に気づかれて実現できると信じています。

 

くるみぼたんを作るくるんは、メンバーをサポートしてくれました。夏にイベント出店した際には来場してくれたり、秋のキャンプ場の壁画完成の除幕式に来てくれたり、「チャリティー展」前の展示準備にも手伝いに来てくれたりしました。展示準備の時には、他のメンバーにも声を掛けてくれ、声を掛けてもらえた碧も力になっていました。夏に新作を見せてもらいましたが、今後も焦らずにゆっくり、楽しく制作活動できる時にまた新作を楽しみにしています。

ほかの休養中のメンバーは連絡が取れたり取れなかったりの状況ですが、それぞれが体調や生活を整えるために頑張っているようです。徳島県在住の遍路は「お世話になりました」とメッセージを残して連絡が取れなくなってしまったのですが、事前におうかがいしていたお話から苦労を感じていました。風のように去っていきましたが、「はなのころ」は緩い団体なので迷惑はなく、また「男はつらいよ」の寅さんのようにフラっと便りが届いたらいいなと思っています。

メンバーそれぞれの一年を振り返りましたが、メンバーがこうした経験を積めたのは繰り返して皆様のお陰です。来年も引き続きメンバーが前進でき、才能を爆発させてみんなを驚かせて夢を咲かせられるよう、精進して参ります。ドリフのセットよりも丈夫な舞台で活動できるよう来年は頑張って参りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

本年は誠にありがとうございました。

2022年12月31日
はなのころ代表
西山将弘

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